ヒットコンテンツブログ

吉田就彦のヒット学

  • HOME > 
  • 現在のページ:ヒットコンテンツブログ

吉田就彦プロフィール に属する記事の一覧

昨日、以前このブログにも書いた弁護士の内藤篤さんが館主の映画館「シネマヴェーラ渋谷」で20年ぶりぐらいに「チェッカーズinTANTANたぬき」を見た。

この映画館で行われている川島透監督映画祭の一環で行われ、昨日は上映後にティーチインとして、川島監督、フジテレビの河井プロデューサー、そして、チェッカーズの武内享君が参加した。

とにかく懐かしく、思い出深く、昔の空気満載の映画で、思わず享たちの姿が出たファーストカットには「若い!!」の一言。

当然25年も前の映画なのだから当たりまえだが、彼らは若く、そして時代の寵児となった勢いがあった。

これが映画という芸術の良いところなのだ。その時代時代に閉じ込められた思いや空気がふんだんに詰まっているのだ。

川島監督の演出もスバラしく、アイドル映画という特殊さを差し引いてみても面白く、笑えて、そして、ぐっと来る。

フミヤがライブのシーンでテレビに向かって「おれたちはたぬきなんだ、ごめん」というシーン。少しの間の後に「星屑のステージ」のジャーンというイントロが鳴り、ボルテージは極度に。

思えば、当時、劇場に駆けつけていた女の子はみなこのシーンで泣いていた。昨日のかつての少女たちも同様だった。

チェッカーズという奇跡と川島監督がなした奇跡。秋山道男さんをはじめ、たくさんの人の思いとクリエイティブへのこだわりがあの映画をあの時代に留めたのだ。

殺人的なスケジュールの中で撮影された「チェッカーズinTANTANたぬき」は、私の勲章でもある。

| コメント(0) | トラックバック(0)

本日の日経新聞の交遊抄のタイトルは、「はっとする言葉」。

カイゲン社長の岩塚英文氏が、国立がんセンター名誉院長市川平三郎先生の言葉から書かれた文章なのだが、「秀でた人ほど単純明快な言葉で真理を語るものだ」というエピソードだ。

私も人の言葉には様々な思い出があるが、一番インパクトがあったのは、PC時代の上司、後のニッポン放送社長亀渕昭信さんにいわれた言葉だ。

当時たしか、30代の頭、オリコンのシングルとアルバムの年間セールス第1位を獲得した日本で一番レコードを売っていた直後だったような気がする。

当時の亀渕専務曰く、
「吉田、人間変えろ!」
である。

思わず絶句したが、何故か、「そうだ人間を変えよう」と思った記憶がある。
当時音楽ディレクターとしては、絶頂で、何を変えるのかということなのだが、よくよく考えてみると、その後でおまえはどうするのか、これから何を目標に行くのか、ということに思い当たった。

なんでもそうだが、NO1を獲れば必ず後は落ちるだけだ。

そのときに、同じ人間では、ろくな事がない。ノスタルジーに落ちるか、勘違いを続けるか、様々な人間模様は良く見聞きする。

そんなことを戒めとして言っていただいたのか、それとも、天才性のカメちゃん発言の思いつきだったのかはわからないが、ともかく心に深く残った。

ある意味、非常に素直な私は変えてみようと思い、たまたま、音楽から映像へフィールドも変わったり、管理職なども経験していく中で、「吉田、人間変えろ!」の意味もだんだん理解していくことになる。

カメちゃんの言葉は、岩塚社長の「はっとする言葉」と意味合いは違うかもしれないが、私にとっては、自分の人生の中で、大きな変わり目になった言葉だ。

感謝、感謝。亀渕さん、どうも有り難うございました。


まさに、「ハっとしてGOOD!」

PA317599(吉田ポートレート正面).JPG

吉 田 就 彦

1957年(昭32)生まれ。早稲田大学理工学部機械工学科卒。79年(株)キャニオンレコード(現ポニーキャニオン)入社。音楽の制作、宣伝業務、映画・ビデオ等映像の制作、宣伝業務、GAME、マルチメディアの業務に20年間従事する。制作ディレクターや宣伝プロデューサーとして、「チェッカーズ」や「おニャン子クラブ」、「中島みゆき」等の数々のヒットを手がける。映像プロデューサーとしても、ビートたけし主演の「教祖誕生」等の映画制作や映画、TVドラマ、アニメ、ビジュアルアイドル、スポーツ、Learning、How to、Kids等のビデオビジネスに携わる。ポニーキャニオンでの最後の仕事は「だんご3兄弟」。ポニーキャニオン退社後、1999年(株)デジタルガレージに取締役副社長として入社。EC事業の立ち上げやCCO(チーフ・コンテンツ・オフィサー)としてインターネットにおけるコンテンツビジネスのコンサルティング等を行う。同社は2000年12月にJASDAC市場にてIPOを果たす。著書に、「ヒット学―コンテンツ・ビジネスに学ぶ6つのヒット法則」(ダイヤモンド社刊)がある。

現在、コンテンツアナリスト。(有)ワイズハウス代表取締役。(株)デジタルガレージ顧問・フェロー。デジタルハリウッド大学大学院教授。デジタルハリウッド大学院ヒットコンテンツ研究室(HCL)代表。(株)テイツー取締役。(株)ユーブック取締役。

吉田就彦

Authour:
株式会社ヒットコンテンツ研究所
代表取締役 吉田就彦

ブログメニュー

2010年10月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

ウェブページ

OpenID対応しています OpenIDについて
PageTopに戻る