JIMSの第84回研究大会が本日終了した。
今回は電通で行なった2日間だったので、土曜、日曜と電通に通った。
私の発表は無かったが、「Eビジネスとコンテンツ研究部会」からは、成蹊大の野島先生が「オンラインサービスにおける継続利用の促進」と題して、先日出版された本に絡めて、オンラインゲームの継続利用の分析をおこなった。
PC、ケータイでの差異やそれぞれの特徴を継続性というキーワードで分析する興味深いものだ。今期のヒットコンテンツ研究室の研究テーマに、野島さんの本も加えようとしているので、機会があったら、研究会に来てもらいたいなと。ゲームが好きな連中がそろってるので喜ぶんじゃないかなと思った。
今回の発表では、いくつも興味深い面白い発表があった。
法政大の岩崎さんからは、「テレビ番組のプログラム価値マップ~質的尺度(Qレイト)の活用と番組のライフサイクルマネジメント」が報告された。
この報告は、法政大の小川先生のところの修士論文からの発表だそうだが、実ビジネスに直結するTV番組のプロデュースに非常に参考になる番組の質的分析とその時間的な推移による番組評価方法で、我々がやっている「ヒットの数理モデル」でも応用可能な概念だったのでとても参考になった。
また、今回はブログについての方向が充実していてどれも興味深かった。
大阪大の松村先生から「ブログにおけるインフルエンサーと最適情報格差」、明治学院大の清水先生から「ブログの効果測定~量的側面と質的側面」。
ともに、ブログを単に量的に研究するのではなく、質的な視点を明確に意識していて研究されていることで、様々な拡がりが期待できるような内容だった。今後の継続的な報告が楽しみだ。
さらに、アークエンジンの石田さんから「交互作用距離による音楽CDの購買予測」。これはまさに、協調フィルタリングなどで購入の予測を行なおうという意欲的な研究で、私が20年かかわってきた音楽のマーケティングそのものの研究。
石田さんや筑波大の西尾先生のところに今度お邪魔して、もっと教えていただき、業界での利用が可能なアウトプットにできればと思う。また、我々の「ヒットの数理モデル」で3年前に行なっていた音楽の分析などとも合わせていければなお面白い。
他にも卸の研究が小売とからめてあったり、非常に興味深い発表が数多くあった今回のJIMSだった。